ラスベガス。
魅力的な夜の街。
誰もが街のイメージを持っていると思いますが、よりラスベガスに行った気持ちになれるのが、こちらの小説。
オー・マイ・ガアッ! 浅田 次郎
- ラスベガスに行く前に、予備知識を!(楽しみが増す)
- ラスベガスから帰ってきてから余韻にひたりたい!
そんな人はもちろん、ラスベガスに興味がある人はぜひ読んでみてほしい1冊です。
どんな小説なのかをちらっとご紹介。(ネタバレなし!)
オー・マイ・ガアッ! 浅田 次郎
諸君、悩むな。ラスベガスがあるじゃないか。
くすぶり人生に一発逆転、史上最高額のジャックポットを叩き出せ! ワケありの三人が一台のスロットマシンの前で巡り会って、さあ大変。笑いと涙の傑作エンタテインメント。(解説・秋元 康) Amazonより抜粋
オー・マイ・ガアッ! あらすじなど
「オー・マイ・ガァ!」をより楽しめるように、著者についてと登場人物・あらすじなどをまとめました。
著者:浅田次郎
1951年、東京都出身。
有名な作品
- 鉄道員(ぽっぽや)直木賞受賞
- 壬生義士伝
- 蒼穹の昴
- 一路
- 天切り松 闇がたり
アウトローな世界から中国の歴史小説、コメディーまで幅広いジャンルの作品を発表しています。
オー・マイ・ガアッ! 登場人物
主役となるのが、こちらの3人。
- 大前剛(47歳)…友人にだまされ彼女にも逃げられたお気楽な中年男
- 梶野理沙(32歳)…元キャリアウーマンで現在はラスベガスで娼婦
- ジョン・キングスレイ…ベトナム戦争の鬼軍曹、今はただの落ちぶれ
みんな全く異なる人生を歩いてきましたが、共通点は「人生どん底」。
それぞれ個性が強い!
オー・マイ・ガアッ! の舞台
2001年に出版されているので、そのころのラスベガス。
ただ浅田次郎先生は何度もラスベガスを訪れている(いた?)そうで、描写がかなり細かいです。
文字だけ読んでいるのに、映像が頭の中で映し出される感じです。
オー・マイ・ガアッ! のあらすじ
アメリカン・ドリームの街・ラスベガスで出会った3人。
しくじり人生を送っていた3人が1台のスロットマシンで史上最高額をたたきだした。その額、5400万ドル。(約55億円)
さて、どうする?
ある組織が動いたり、伝説のおばあさんがいたり、ラスベガスのプライドも感じられるお話。
レビュー:オー・マイ・ガアッ! を読んで
浅田次郎さんの作品は重く深い話のものも多いイメージですが、この作品はお気楽に読めます。
深いことは考えず、とにかくコミカルに話が展開するので楽しい。
ただやはり浅田次郎さん、人物描写がうまくそれぞれのキャラクターに引き込まれます。
浅田次郎さんはラスベガス好きということもあり、エッセイの要素も入っています。
ラスベガスに行ったことがあってもなくても純粋に楽しめる1冊です。